そして今日という日も大切な1日になる
3月12日、すごくすごく楽しみにしてた日程であり、できれば来てほしくなかった日程だった。
それが終わってしまった。楽しくて寂しい日が終わってしまった。ああ、終わってしまった。
私の大好きな体操選手、内村航平が今日引退した。
始まって1発目のオープニングムービーが今までの演技の詰め合わせで、冒頭からボロ泣きしてしまってこれ今日のわたし無事?!?!あと4時間どうなんねん?!??!?!涙枯れる?!?!と思ってたけど、案外演技始まったらエンタメ多めで楽しく和気藹々とした雰囲気で、笑顔で楽しく見れた。体内の水分は無事だった。みんな楽しそうで、見てて嬉しくなっちゃった。
そしてよく考えると試合以外で体操見るの初めてやったな…なんて思ってた。
リオかロンドンかの演技会みたいなのは、内村くんが出れなくなったので結局チケット取ったまま行かなかったし。
点数を待たなくて良い演技が初めてでなんか不思議な感じだった。
エンタメとしての体操、みんな手探りすぎて結構ふわふわしてたけど(小声)でも普段見れない演技が見れたの嬉しかったな〜。
内村くんが楽しそうで、他の選手も楽しそうで、フルの演技構成じゃなくても現時点での最高のパフォーマンスをどの選手もしてて、そこに体操への愛と内村くんへの気持ちが溢れててとても素敵だった。この会場には愛しかないな!!!!って東京体育館ごと包み込みたい気持ちになった。オタクすぐ抱きしめたがる。悪い癖。
ずっと笑顔で演技が見れたけど、最後の鉄棒だけはダメだった。
どんな演技だったとしても多分泣くと思ってたけど案の定ボロ泣きだった。マスクびっちょびちょ。グッバイアイライン。
涙で見えなくなるのはあかん!耐えろ!って思って瞬きすら惜しかったブレットシュナイダー、ばかみたいに高くて綺麗なコバチ、絶対忘れない……というか忘れられないよ……なんて良い演技するのよ。ずるいずるい。ほんま化け物ですわ……
最後の着地は、止まれなかった。ちょっとだけ。ほんのちょっとだけ。本人は納得してなさそうだったけど、でも私はそれで良かった。ほら、あんまり完璧な演技見せられるとそれはそれで未練残っちゃうじゃないですか。まだやれるじゃん?って、思っちゃうじゃないですか。私の内なる未練タラタラメンヘラババアが顔出しちゃうじゃないですか。
やっぱだめでしょ、だからファイナル(引退)なんですって言いながら本人がちょっと笑ってたの見て、なんか安心したんです。不謹慎かもしれませんが。ごめんなさい。ゆるして。
だって、見れるなら永遠に見たいと願ってしまうから。
あとは、やっぱりフィジカル的なところは1種目終わるたびにキツそうに見えた。特に後半はかなりしんどそうで、フル構成でなくてもやっぱ辛いんだなぁなんて当たり前のことを感じた。
そんな中最後に6種目通してやってくれた、見せてくれたのかと思うとさらに込み上げてきた。
初めて見た2008年から、14年。14年ってほぼ人生の半分なんですよ。……あっ年齢バレる。計算しないで。
内村航平という選手の演技と共に、私の人生がありました。
高校生の時に北京オリンピックで内村航平という選手を知り、4年に一度見る程度だった体操競技が、毎年毎シーズン毎試合きちんと見るものになった。
大学生の頃は眠い目を擦って頑張って起きてオリンピックを見てた。内村くんが金メダルを取ることがとにかく嬉しかった。内村くんの金メダルが、誰よりも輝いてると思った。
東京であった世界選手権、行かなかったことずっと後悔してた。でもそれがあったから、それ以降は生で見れるチャンスがあれば行けるだけ行こうと思えた。
中継が見れない時はTwitterに張り付いて結果を追いかけて、社会人になってからは仕事で見れないことも多くて、後ろ髪を引かれながら出勤してた。
リオは仕事の前に早起きしてギリギリまで見てた。内村くんがこだわっていた団体の金が、本当に本当に嬉しかった。
会社での研修中、休憩のたびにテレビが置いてる部屋に行ってNHK杯に齧り付いてた。
友達との旅行の時も、試合の結果が気になって何度もTLを更新してた。
ある年の世界選手権、仕事終わりにニュースを見たら予選で棄権という文字が見えた。うまく文字が読めなかった。信じられなかった。
そのあとのNHK杯、本当に強くなって帰って来た。かっこよくてたまらなかった。当時転職活動をしてた私にとってこれ以上ない希望になった。この人には、不可能なことなんて無いようにも思えた。
なんかほんとに、今日内村くんの演技を見ながらいろんなことを思い出した。書き始めるとキリがないや。
いろんな大会のいろんな演技思い出して、それを見てた当時の自分の状況も思い出して、この人を応援するということがどれだけ私の人生で日常だったのかと思い知った。今日まで、気付いてなかった。
最後の白井くんのお手紙がよすぎてまたボロ泣きした。本当にすごい人ですね白井くんは。指導者として、きっとどんどん活躍する人なんだろうな。
内村くんからの最後の挨拶で、「これからも内村航平という人間を応援してください」「また表に出てくることもあると思う」という言葉にかなり救われた気がした。ホッとした。
ああ、よかった。まだこれからも応援させてくれるんですね。
また表舞台で見れるんだね、また会えるんだね、体操に関わる内村航平を私はまだまだ見れるんだね。それが何よりも嬉しかった。よかった。ありがとうございます。
本当に、楽しい14年だった。
連勝の数が増えるたびに嬉しくて、誇らしくて、普段試合の中継はしてくれないのにそんな時だけニュースにして……とテレビ局に思いながらも取り上げてくれる映像ひとつひとつが嬉しくて録画して、スポーツ新聞で一面を飾れば買いに走った。
演技のことは最初はあんまり分からなかったけど、内村くんの演技を見てたら自然に技を覚えて、好きな技が増えていった。
試合前の記者会見やインタビューの記事を読み漁り、試合で勝つたびにネットニュースをリツイートして、リア垢ではシーズン中の私のTLはほぼ内村航平で埋まってた。その節はマジですみません。
内村くんを応援するうちに他の日本代表の選手まで覚えちゃって、いつのまにかいろんな人の演技を見るようになって、いろんな人のことが大好きになった。
そしてその人達から語られる内村航平という人物がどれもストイックでお茶目で体操が大好きで、エピソードを聞くたびに言葉にならない言語を発してオタクは天を仰いだ。後輩との可愛いエピソード、大好きです。尊。癒し。マイナスイオン。
でもそれももう終わり。もう試合のたびに内村航平の名前を探すことはない。
リアルタイムで試合を見るために急いで家に帰ることもない。
予選の結果を見るのが怖いと思うこともない。
どうか怪我だけはしないでと願いながら予選を見ることもない。
落ちないでくれ、掴んでくれと拳を握りしめて胃を痛くさせて鉄棒の演技を見ることもない。
うん。めちゃくちゃ寂しいな。
今日だけは言わせてほしい。やっぱり寂しいよ。ずっとワクワクさせてくれてた、今度はどんな演技だろう、今度はどんな事をするのだろう、いつもいつも見たことないものを見せてくれてた人がいなくなる。
新たな一歩なのは分かっています。でもね、やっぱり競技者としての内村航平にもう会えないのは寂しいです。
泣くなってのが無理な話よ。長すぎるよ14年は。
30年というとてつもなく長い時間、現役を続けてくれてありがとうございました。そう思うとその半分しか私は知らないんですね。でもその時間で、楽しい景色を、心躍る気分を、時には悔しく泣いてしまうような気持ちを、そしてなにより今まで味わったことのないような感動を、たくさんたくさんもらいました。ありがとうございました。
10代から20代という年代で内村航平という選手を通じて味わった感情、私にとって、全てとてつもなく大きな宝物です。
ストイックなところやお茶目なところ、どんな困難も努力という武器で殴り倒していくところ、大好きで憧れでした。力強い言葉を見るたびに背筋が伸びました。
あなたは選手生活は苦しいことばかりだと言っていました。でも、私はあなたを応援していたこの14年、ずっと楽しかったです。私の人生でとても大切な時間でした。
これからも僕を応援してくださいと言ってくれたので、これからも変わらず応援し続けます。内村航平という人間を。そして、あなたが大切に育ててきた体操ニッポンと、それを引っ張る選手たちを。本当に長い間、お疲れ様でした。
さて、内村航平がいないシーズンが始まる。
明日はあなたを燃やす炎に向き合うこころが欲しいよ
「なんで?なんでこんなことになったの?」
まるで勢いに任せてやべーことやっちゃった人みたいなセリフですけど、約3か月前の東京五輪の体操男子の予選を見ながら私ははっきり口にだしてそう言ってた。
内村選手の鉄棒の落下の瞬間を見ながら。これは本当に現実ですか?
2008年に初めて内村選手の演技を見てから、ずっとその活躍を追いかけてる私です。鉄棒の演技に完全にひとめぼれして、追いかけ続けてきたこの13年。
13年て短くて長いですね、13年…義務教育終わっちゃうよ。 まあ途中痛いファンにもなりましてね、その話は一旦置いときますけども。 若いから仕方ないっちゃ仕方ないけどいつも一回痛いファンになるのやめたい。
お陰様で幸運なことに、それからの40連勝をすべてリアルタイムで追うことができた。 いつまで無敵状態が続くのか、今回はどんな演技を見せてくれるのか、いつもウキウキしながら試合を見ていた。
ずっとずっとずっと楽しかった。
ずっとずっとずっとかっこ良いスーパースターだった。
尊敬していた。たくさん元気をもらった。
就活の面接で「尊敬する人はだれですか」との質問にはいつも「内村航平選手です」と答えるほどだった。 でも今考えたらこれ採用面接においては不正解ですね。アイタタタ〜
スポーツ選手って不思議。元気をくれるという点においては、自分の中のカテゴリーではアイドルと近いのかな。
だけど、2017年の世界大会で初めて棄権してしまったのを見たとき 「ああ、この黄金期が終わってしまうのか、その時がついに来てしまうのか」という怖さが突然溢れた。 今までそんなこと考えたこともなかった。
2016年のリオ五輪の時点で27歳。日本代表として活躍する年数が比較的短い体操選手としてはベテランです。 2020年で31歳。正直言って、もう東京五輪は難しいのではないかと思ってしまってた。
でも、2021年の東京五輪の代表に内村選手の名前があった。 体操は6種目こなしてなんぼ、という自分のこだわりを諦め、種目別にシフトして、さらに東京五輪が1年延期になり厳しい状況になっても、世界最高得点をだして出場を決めた。
え?これをスーパースターと言わずになんと言う?
その時「ああ、この人にできないことはないんだ」って思った。 これがキングであり、レジェンドであり、内村航平なんや。 大好きな内村航平選手が、きっと金メダルを取るんだと思ってた。
だってスーパースターやから。
いままで信じられない景色を見せ続けてくれていたから、今回もそうなんだと信じて疑いませんでした。
でも、結果は違いました。予選敗退。・・・え、なんで?
私は結果を信じられなかった。どういうことか全然意味が分からなかった。
内村選手の努力は報われると思っていた。
SNSや本人のインタビューでしかその活動を知ることはできないけど、東京五輪にこだわって、結果にこだわって、私のような凡人では到底想像できないくらいの練習をしてたことは、なんとなく分かっているつもりだった。
だから、今回もきっとメダルを取るんだとなぜか思い込んでいました。
その後のインタビューは、見る勇気も読む勇気も無かった。
ただのファンのくせに、どういう気持ちで内村選手を見たらいいかわからず、インタビュアーがきっと聞いているであろう言葉が怖くて、それにどうこたえているのか知るのも怖くて、勝手にいろんなことを書かれているであろう記事も怖くて。
いろんな内村選手のファンの方の感想を検索して読んでからじゃないと何も見れなかった。 どうしても自分の中で整理がつかなかったんです。勝手なもんです。勝手なファンです。
「報われない努力もある。努力の仕方が間違っているのだと思う」という本人の言葉がとてつもなく重くて辛かった。好きな選手が落ち込む姿は、見たことがなくてかなりきつかった。
そんな中での世界体操。見てるほうがかなり緊張して吐くかと思ったけど、決勝の演技はもうとんでもなく最高だった。 (予選は案の定怖くて見れなかった)(後から見た)
見たかった内村選手だった。私が大好きな内村選手の姿だった。
最後にきれいな着地が決まってちょっと泣いた。なんてかっこいい人なんだろうと思った。 こんな風に戦う姿を初めて見た。13年見てきて、初めて見る姿だった。
いつも飄々としている姿が好きだった。誰よりも熱く燃やす闘志を見せず、演技中は淡々と、まるで作り物かのように足先まで伸びた、綺麗な演技をしてる姿が大好きだった。
でも決勝で見たのは、気持ちを全面に出して演技をする姿だった。
2008年に初めて見た、あのバカみたいに感動した鉄棒の演技と同じぐらい、いやそれ以上に興奮した演技だった。
本人は「リオを思い出す」着地だと言っていたけど、私にとっては今まで見たどの鉄棒の演技よりも美しかった。 動きの一つ一つが力強くて脳みそパンクした。
もう興奮して情緒がおかしかった。ずっと泣いたり笑ったりしてた。いや情緒な。日曜の夜に情緒おかしなってる。
結果は6位で、メダルは取れなかった。 でも、内村選手は笑顔でインタビューに答えていて、私はそれが何よりも最高にうれしくてニヤニヤしたあと、涙が出た。いやだから情緒。
そんな姿見るの、久しぶりだとな思った。 よかった、苦しい姿はもうない。東京五輪が終わってから、私にとっては長い長い2か月半だった。
インタビューで「結果だけじゃないと分かった」と答える姿がまぶしかった。 あんなにこだわってた結果を超えるものをこの人は見つけたんだと思うと、余計にスーパースターやん!って思った。もう本格的に無敵やん!結果出し続けた人がこれを言うの、あまりにもスーパースターじゃないですか?
結果にこだわらなくてもできるだけ長く体操を続けてほしいと、ファンとしては思ってた。それを1番願ってた。願ってるつもりだった。
でも、たぶん結果にこだわっていたのは私自身だった。 結果を求めていたのは、演技を見ている自分の方だったのかもしれない。
メダルが取れなくても、1位じゃなくても、日本代表で戦わなくても、私は内村選手の体操が大好きだとこの世界体操で改めて思った。
軽やかに、でも力強く、そして美しく、何よりも楽しそうに演技する姿を好きになり、ありきたりな言葉ですが元気をもらった。
そして東京五輪で気づいたけど、私は内村選手を応援しているうちに、この13年で体操ファンになってた。 体操ニッポンの強さと美しさに、気づいたらすっかりハマって内村選手以外の選手も力いっぱい応援してた。内村選手のいない団体戦も個人総合も、かなり熱を入れて応援してたことに気が付いた。
これから内村選手がこのまま引退するのか、現役を続行してくれるのか、たしかに気になる。気にならないなんて、そんなのは嘘になる。
世界体操が終わってからいろんなインタビューを読んだけど、それはこれから決めていくんだろうし、どっちの可能性もあるんだろう。
でも、もうどの道を選んでも楽しみだなって思える。
内村選手は「体操は僕そのものです」と言ってた。つまり、体操ニッポンを応援する限りずっと私は内村選手を応援することになりますよね?
オタク、拡大解釈得意なので!!!
ありがとうございます!!!
これからもあなたの美しい体操は残り続けるし、後輩に受け継がれていく。
40連覇の記録は消えない。
同じ時代に生きて、その歴史的瞬間を見れたこと、本当に幸せだなって思います。
テレビの中のあなた、わたしのスーパースター。
「ナミダの海を越えて行け」がはちゃめちゃに刺さる話がしたい
したい!!!!!
みなさん聞きました?
Snow Manの3rdシングル「Grandeur」の中に収録されている「ナミダの海を越えて行け」
え?まだ聴いてない?そんな人もほら、こっちにおいで。怖くないよ。
ジャニーズの曲聴いたことなくて偏見ある人もその気持ちわかるけど、とりあえず一回だけ聴いて欲しい。4分間だけやから。
今聴いてる曲一旦止めて、ちょっと一旦聴いてくれへん?YouTubeで聴けるから再生して。一旦、一旦よ。お願いマジで聴いて。お願い。
公式がYouTubeで載せてくれてるから。しかもフルサイズという奇跡。ありがとう公式。大感謝。
はい、これね。
……どうですか?
めちゃくちゃ良くないですか???(真顔)
最初、番組で流れてるの聴いた時「あ〜いいな〜ポップだわ〜さすがSnow Man!avexさま〜!」て思ってたんですよ。歌詞もエモい。
でね、音源になりまして。やっと手元に届きまして、聴いたらもう…なんやこれ。改めてイヤホンで聴いたら破壊力が凄かった。もう。もう……言葉にならん。大好きだわこんなの。ずるい。
曲も歌詞も刺さる刺さる。アラサーの心ぶっ刺してくるんです。刺されすぎて血塗れで瀕死になりながら、なんかもうこの気持ちをどうにかしたくてブログ書いてます。
YouTubeの再生分数にあわせて、ただ私が刺さってる部分がどこかってだけを書いていくから、良ければ読んでくださってる人も一緒に聴きませんか。
▶︎再生
- 0:00〜0:03
いや開始3秒で最高か?
ギターのフィードバックから始まるのずるくないですか……始まりの映像が海なのもずるい。
もうここで最高の曲の予感がする。期待値しかあがらん。
ギターのギュワンって一音目があつい。これなんやっけ。グリッサンドやっけ(圧倒的に知識が足りない)
- 0:03〜0:25(前奏おわりまで)
everybody clap!!なんてスノに言われたら当然小気味良くパンパンッ!ってclapしちゃうわ。毎度しちゃうわここ。
everybody stomp!!の後にバスドラ(だと思う)が、ダンダンッ!って入ってるのもテンション上がるぅ〜!!踏み鳴らしたくなる〜!
ギターのフレーズが最高に気分をあげてくれる。音がもう最高にかっこいい。音作りの事なんて全然知識ないから全く言葉にできないんやけど。目の前に海が広がっちゃうよね。
Aメロに向かって盛り上がっていくのも最高に気持ち良くないですか?ほらほら始まるよ〜!みんな寄っておいで〜!って言われてるみたい。海に向かって走り出しちゃう。
- 0:26〜0:37(Aメロ前半)
盛り上げられてからのこのシンプルなAメロ。掌の上でコロコロされてる。ありがとうございます。
ギターのシンプルな音のおかげで歌詞がぐんっと耳に入ってくる。
帰り道の暗闇 遠くで誰か笑ってる
誰もいない街 朝を待つほどに長い夜だ
声は割と明るいけど、寂しい歌詞がいい。
めめらうが歌ってるのも良いですね。なんだかここの2人の歌声は少年っぽさが出てて好き。
ジャニーズさんは本当に歌割りがエモい。オタクそういうの弱いよ。
基本的にアップテンポで悲しい曲とか大好きやから、もう入りから心掴まれた。
暗闇って初っ端で言っちゃってるし、「遠くで」「誰かが」笑ってるのすぐイメージが浮かんじゃう。
「隣で」「君が」じゃなくて、「遠くで」「誰か」笑ってるのが聞こえるって、自分の周りはものすごく静かじゃないと聞こえないよな……とか情景を想像してしまう。
この「誰か」は、誰を笑ってるんだろう。自分のことを笑ってる訳じゃなくても、暗闇にいるときは被害妄想も加わっちゃうから、自分のことを笑ってると思ってたりしちゃうな〜とかね、考えてしまう。
それとも、自分は暗闇にいるのに自分以外は明るいところにいる、違う世界を少しだけ羨ましく思ってたりするんかな。
なんにせよ、朝を待ち侘びてる時は夜は長いよね。暗闇にずっといたんだね。
ここの歌詞だけでエモさ500%!濃縮!って感じなんですけど、これあと3分半耐えられるのか不安になる。
あと「あさを」と「よるだ」の言葉のハメ方というか音の取り方が気持ち良い。
- 0:38〜0:49(Aメロ後半)
ドラムの入り方がもう大好きなんですよ。それに合わせてベースの音も動く動く。ギターの音もさっきとは違って動きが増える。音色が増えて華やかな音になっても、歌詞は寂しいまま。
テールライトの灯り 最終便が走り去ってく
見送る事に 気付けば慣れていた
走り去っていくのを見送ってる。まぁつまり乗れなかった。最終列車には、乗れなかった。しかも乗れなかったのは1度や2度じゃない。
このフレーズを、最年長のふっかと関西からきたこーじが歌うって…ちょっと勘弁して…。さっくんはハモかな?
嫌でも考えてしまう、デビューまでの道のりが長かった経緯。何度もメンバーが言う「悔しかった」という時期のこと。
デビュー後からの新規のオタクなので、当時の事なんて何も分からないけど、それでもここでもう既にグッときて、歌詞をSnow Manに重ねてしまう。そして覚悟する。ああこれはSnow Manの歌なんですね。
- 0:50〜1:02(Bメロ〜サビ前)
リズム隊のフレーズがとにかく好き。楽しそう。過ぎたる夢と〜の、ターンッタタン、ターンッタタン、ってリズムがたまらん。
そこからのサビに向かって加速していく感じも大好き。王道こそが正義。
じゃあ過ぎたる夢と 諦めようか
歌詞もここからちょっとだけ奮い立つようなフレーズに変わる。
しょっぴーのしっとりと芯のある歌声で歌われるこのフレーズが耳を突き抜けて、雰囲気が変わる。
「今度こそは」を期待した手 何度も雲を掴んだって
運命は自分で決めたろう?
今度こそは…って掴もうとして、何度も雲を掴んでしまう。掴みたいのはそれじゃない。「何度も」って言ってるのがツライ。一回だって、そんな経験辛くて仕方ないのに、それを何回も経験してきたの…?って泣きそうになる。でも歌ってる方は折れないんだよな〜
「運命は自分で決めた」って、いやかっこよすぎか。
「道」とか「夢」じゃなくて「運命」は自分が決めたって言ってるのがかっこいい。こうなったのも、自分が決めたことだろう?って。雲を掴む事さえも、自分が決めたと…自分の運命だと言うんですか?
後ろでヘイ!ヘイ!って言ってるのも気持ち良い合いの手。盛り上がって参りました!!
- 1:03〜1:40(サビ〜2番の直前)
「ああ!」のフレーズが前の小節からきてるからかな?すごい気持ちいい…
その後ろで楽器陣が一拍おいてるのも最高に気持ちいい。ザ・サビ!!めちゃくちゃテンションあがるやつ〜!!!
ああ、しょっぱいぜ!ナミダの海越えて
無理難題な夢をまた見ような
風に走れ 汗かいて転げて その身を焦がせ
ナミダってなんでカタカナで書いてるんかな。涙や泪じゃなくてナミダ。波とか浪にもかかってたりするのかな、海やし……?分からんけど。
夢をまた「見ような」って言ってるの良いですよね。一緒に見ような、って言ってるのがいい。メンバーがメンバーに言ってるんかなって思うし、ファンにも言ってるのかなって。
インタビューとかで、ひーくんやだて様がそういうこと良く言ってるのを目にするから、ここもどうしても重ねてしまう。
「無理だ」と言われたデビューは、当時は無理難題だったんかな。でも実現できたから、きっとこれからもこの9人で「また」夢を見るんだね。
失敗の数だけ増えようが
間違いなんて誰が笑えようか?
雨に打たれ 泥飲んで踏まれて 花開け!
ちなみに私はこの辺から、Snow Manに重ねてた歌詞が、自分にも重なってることに気づく。
「いつの日か」が今日の日に
目覚めない夢に 追いつけるまで
「いつの日か」が今日の日に〜と歌うひーくんの声がすごく好き。「い"!つの日か」って力入ってるのがかっこいい。
あと、ずっと言ってるけどドラムがずっと楽しそうな音出してるの好き。叩いてる人の姿想像できちゃうぐらい。ドラムしたことないけどこの曲のドラム楽しいんやろな〜!
花開け!のところのベースもテンションあがっちゃう。弾きたい。※無理です
訪れるまで!の直前の、ギュイーンとする(奏法の知識ゼロ)(グリッサンドでええのかな)ベースの音も堪らんのです。もう脊髄で反射してしまう。かっこいい。
2番入る前のギターのフレーズ、イントロと同じやけど、最後だけ音が上がっていくのテンション上がるぅ!
- 1:41〜1:52(2番Aメロ)
いやもう。歌詞がとても好き。
振り向くと向かい風
戻る足跡さらってく
さみしくなるのは
独りじゃないからだ
振り向くと向かい風って良いですね。前を向けば、今は追い風なんだね。これを歌ってるメンバーの歌声が柔らかくて余計にほっこりする。あべちゃんのカメラ目線もナイスです!
最初は、「独りじゃないのにさみしいの?」って思ってたんですけど、足跡は風がさらっていったんですね。
今までの道のりは、戻れなくなってしまったという事なのかな、と勝手な解釈。
そりゃさみしいよね。今ももちろん独りじゃないけど、今までも独りじゃなかったんじゃないですかね。
それを捨てた、というのは誇張表現が過ぎるかもしれないけど。
大きな決断をした時に、失ったものはたくさんあったんだろうな。
ベースの音がまた跳ねてるのが最高。1番と全然フレーズ違うじゃないですか〜!最高〜!弾いてるところが!!みたい!!!
- 1:53〜2:05
ここの歌詞が1番好きかもしれないな〜
もう消せない悔いが 帰らぬ今日が
消えない傷や痣んなって
誰かにもし笑われたって
人生は自分の物だろう?
多分1番自分と重ねちゃってるからかなぁ
消えない傷や痣ってこの年齢になるといくらでもあって、後悔することもあるんですよね。
そんな傷跡や痣は、他人に見せたら笑われるだろうし、引かれることもあるんやろうな。
でも、そうやって消えないものがあるから今の自分もあるんよな〜そして今、朧げながらも夢見てるものもある。
人生は自分の物だろう?って、わかりきった事なんです、それはそうなんですけど。それを言う時って、「だからこれから好きなように生きないと」みたいなニュアンスが多いじゃないですか。言いなりになるな!みたいなね。
でもね、そういう「将来」だけじゃなくて、消えない「過去」も自分の物だろう?って言われてるって私は解釈してしまって、もう、泣いちゃう。背中を押すだけじゃなくて、過去も肯定してくれるの?
メンヘラそういうのに弱いけど平気?
ここのフレーズをさっくんとしょっぴーが歌ってるのもまたグッとくる。
なんとなく私の中で、静かに熱いイメージなんですよねこの2人って。歌声がまた一層力強くてまっすぐ届いちゃう。やめてやめて。そんなにまっすぐ歌わないで~まっすぐ生きて行きたくなっちゃう~
- 2:06〜2:49(2番サビ)
見過ごすなよ今日の日を
あふれだす夢を 叶える日まで
叶える日まで…
見過ごすなよ今日の日をってだて様が言ってるのなんか説得力感じるんですけど、何でですか?(知らん)
この部分の1番の聴きどころは、さっくんの「叶える日まで…」だと思うんですけど、異論はありますか?ありませんね。ありがとうございます。
個人的にこのフレーズさっくんが歌うのって意外。こういう、所謂おいしいところってしょっぴーとかが歌ってるイメージ。でもさっくん最高だな。いつもニコニコしてるさっくんだから、こういう決意を含むフレーズは余計に重く感じてしまう。声もまっすぐ。とにかくまっすぐ。さっくんだけじゃなくて、SnowManの歌声が全編通してずっとまっすぐ。え、銃口向けられてます?みたいな感覚になる(?)
後ろのギターが良い音だしてます。
- 2:50〜3:08
息を止め駆け抜けた一瞬が
ほら、待ちわびた朝を連れてくる
Here rise the Sunlight!
あぁ、眠らず夢見た水平線
ナミダの途切れた その向こうへ、今!
「息を止め駆け抜けた一瞬」って言い方すごい好きです。
あとここのラスサビ前の!盛り上がり方!!くるよくるよくるよ〜!って言ってる(言ってない)
- 3:09〜4:01
そしてみんな大好きブレイクからのラスサビ……
これはもうハッピーエンドで間違いない
その直前のドラムの疾走感のある音が少しずつ落ち着いてきて、タンタンタン……からギターの音→ブレイク→ドーーーーン!
いやこれでもうテンション上がらんわけがないのよ。全人類立ち上がっちゃう。拳突き上げちゃう。遺伝子レベルで好きって言ってるのよ。
ギターは間違いなくネックを振り下ろしてかき鳴らすやん。ありがとう、ありがとう。大好物です。
その勢いのまま盛り上がってごちそうさまでした。
映像が最後星空で終わるのもなんだか粋ですね。9つの星が出会いましたか……光り輝くSnow Man……
はぁ、なんて濃密な4分間。
ぜひ音源を聴いて欲しいです。イヤホンできいて。ベースもギターもドラムも堪らない。
Amazonで買えます。
この2種類はナミダの海を越えて行けが入ってます。
初回盤の方はDVDも付いてるよ。お得だね。
初回盤の方は4曲入ってて、4曲それぞれ全然色が違うので楽しい。すごくお得だね。
それはもうどっちも実質タダですね。
とにかく良い曲です、ナミダの海を越えて行け。音楽の知識も大してなく、Snow Manを知ったのも2020年の春なので、いろいろ違うところもあるかも。そう思う人もいるんだな〜ぐらいで思っててください。偉そうに聞こえたらすみません。
Snow Manの曲だと思ってたら、いつのまにか自分の曲に変わってた。不思議。きっとみんなの曲ですね。分からんけど、色々現実を知ったSnow Man世代(
と言っていいのか分からないけど)のアラサーにより深く刺さるのかも。夢を見る楽しさはもちろん知ってる。でも、それ以上にどうにもならない現実を知ってて、諦めてしまうような自分が許せなかったり。逆に諦められない自分が情けなかったり。現実と理想で戦う現代人。
それをSnow Manが力強く歌い上げてくれることで、なんだか救われる気もする。
聴くたびにいろんな発見がありそうな曲。きっと10年後に聴いたらまた違うんだろうな。それも楽しみ。
ああ、テンション上がって6000字も書いちゃった。びっくり。長々とありがとうございました。
改めて、Snow Man、デビュー1周年おめでとうございます。ナミダの海を越えて、この先も素敵な航海が続きますように。
9人をもっと遠くへと運ぶ波になりたい。
そしてできれば温泉とかに行きたい
今年ももう終わりですね。早かった。早かったって毎年言うてるけど今年は特に早かった。カウコンとかこないだやん。
それにしても、もーーーー2020年はコロナコロナコロナ!!どこを向いてもコロナがおる!!!なんやこれは!!!お前の話題するの飽きたわもう!!振り回され過ぎた!!!!良い加減にしてよ!!!!!
ってことでまるでコロナなんて無かったかのようにその話題には一切触れずに楽しかった2020年を振り返ります。コロナよ、お前なんぞ知らん人や。
とりあえず2020年の個人的3大ニュース
第3位:親知らず全部抜く
いやマジでこれきつかった。ビビりなのでほんまに抜くまでずっと泣きそうやったし抜いた後ちょっと泣いた。最後の4本目が一番きつくて口の中ずっと血の味するし何故か頭痛過ぎて仕事できへんくなるし、しばらくお粥とうどんしか食べられへんかった。女医さんが優しかったのだけが救いやった。
もう二度としたくないです。歯医者は定期的にいきましょう、というのが学びです。
みなさん親知らずは早めに。
ただ、顔腫れてちょっとおもろい事になるの期待したんやけどそんなに腫れなくて地味に痛いだけやったのが悔しい。ダメージだけ負った。いやおもしろエピソードになってよ。おもしろ写真ぐらい撮らせてよ。痛いだけやん。別に顔も小さくならんかったし。悲しい。
第2位:7キロ痩せたのに見た目そんな変わらん
そんなことある?7キロやで?
5月ぐらいに体重の自己最高(最低?)を記録してこれはやばいと思って取り組み始めたダイエットですが、まぁ……まだ目標体重にあと3キロぐらい届いてないんですけど。とりあえず7キロ痩せたんですわ。7キロって結構じゃない?7キロの肉ってめちゃくちゃ多いやん?米やったらどれくらい食べられる?
おかしない?「太ったな」って言われる事は死ぬほど経験したのに「痩せたな」って誰も言ってくれないのおかしくない?家の体重計が壊れてんの?え、もしかして空気読んでちょっとずつ減らしてくれてんの?
単純に7キロの脂肪はどこへいったんか疑問なんですけど詳しい人教えて。私の脂肪、どこからどこへいったん???
下着のサイズはトップもアンダーも2サイズぐらい下がったんですけどね。いや一番大事なところは減らんでええんよ。
来年、私に久しぶりに会う方はお世辞でも「痩せたね」って言ってくれたら私は飛び上がって喜ぶと思う。言ってくれとは言わないですけどね。みんなに会ってた頃に比べて痩せたかと言われるとせいぜい2キロとかそんなもんやから見た目で分かるレベルではないやろうけどね。
ただ、喜ぶよとだけは伝えておきますね。無理強いはしないですけどね。
第1位:まさかのジャニーズJr.にハマる
まさかすぎる。自分が一番信じてない。
10年前の自分に言っても信じない事実ナンバーワンやと思う。いやそれは言い過ぎかもしれへん。
でもほんまにびっくり。まさか。まさかハマるとは。しかもJr.に。
3月ぐらいに誰かのせいでスノにハマり、そこからずるずると気付いたらAぇ!groupさんの沼に居ました。うーん、おかしいな。
ジャニオタ友人には「も〜!!だから薄目で見ろって言ったのに〜!!」と言われました。ごもっとも。薄目で見てたつもりなんですけどね。気付いたらこの有様です。仕方ない。私の好きな要素が詰まりまくってました。うん、仕方ない。
いやでもジャニーズさんの手厚い福利厚生には、ありがとうございますとしか言いようがないです。家にいて楽しめるコンテンツ過ぎて課金が止まらないですよ。おかげさまでオタク貯金はほとんど残ってません。現場行ってないのにな、おかしいな。まぁ、配信も現場やから仕方ないか。
そんな感じの2020年でした。
全体的に好きなものが増えて、元沼というか前までは「そこそこ好き」レベルだったコンテンツを少しずつ熱を帯びた形で追いかけるようになり、結果お金が減りました。笑うしかないね。
でも好きなことがたくさんあるのは割と精神衛生上良くて、毎日楽しく過ごせています。あとは時間とお金だけがない。
楽しくなかったことは、もう忘れました。悲しかった事たくさんありましたが、2020年はもうたくさん沈んだので、海底に置いてきました。2021年に持ち越さないように行きたいと思います。
仕事?知らん。
さて少しだけ真面目に。
今年もたくさん、ありがとうございました。
できなかったことばかりに目が行きがちですが、できたこともたくさんあるんだろうな、気付いてないだけなんだろうな、と書きながら思ってました。
なんて、そんな言葉は綺麗事かもしれませんが。
でも実際、今年じゃないと経験できなかった嬉しかったこともたくさんあります。
なにより、1人でオタクをしてなくてよかったと心から思いました。
1人でいたらきっともっと落ち込んで、大好きなものを嫌いになっていたかもしれません。
悲しいときに悲しいね、と慰め合える相手がいること、嬉しいときに一緒に喜べる人がいること、楽しい感情を共有できる人がいること、腹が立ったら素直に意見を聞いてくれる人がいること、全部全部ありがたいです。
いろんな感情を1年間みんなといっしょに共有できたから年末をこうして迎えられました。
ありがとうございます。
思い描いてたような1年ではなかったけど、振り返ると去年と変わらず、いや去年以上に周りの人達のことが大好きで、大切だなと思った1年でした。
私は推しの幸せを願うのと同じくらい、いやきっとそれ以上に、周りのオタクの幸せを願ってます。
来年もたくさん悲しいこと、楽しいことを共有してください。
来年の目標はあと3キロ痩せることと、みんなと今年以上に会うことです。
コロナに触れないと言いながら、間接的に触れてしまったかな、私の負け。
来年もどうぞよろしくお願いします。
2020年12月 吉日
久しぶりの現場を終えて思うこと
約8ヶ月ぶりに「現場」というものに足を運んで、なんか色々込み上げてきちゃってまっすぐ家に帰れないので、地元のスタバでコーヒー飲みながらブログ書いてます。
全然まとまらなくてもう2時間ぐらい書き続けてるんやけどこれ終わる??
書き上げて消化しないと家に帰れないので、スタバが閉店時間を迎えるまでには書き上げる、タイムレースです。
さて、ジャニーズ様のライブに初めて行かせていただきました。関西ジャニーズJr.(私の目当てはAぇ!group)のライブだったんですが、まぁ今年の運ここに貯めてたんかな?ってぐらいのいい席で見させてもらって、「あぁ現場とは素晴らしい」って、なんかもう人間って素晴らしい……みたいなテンションで悟り開いちゃいました。
どこの席かなってワクワクするのも、開演をドキドキしながら待つのも久しぶりでした。久しぶり過ぎて、現実味が全くなかった。
現実味がなさすぎて、本人達出てきて「生きてるわ〜!本物やがな〜!」って思うまではあんまり信じてなかった。いや信じないも何も、彼らは生きててライブを行ってるし私はそれを見に行ったんですけど。
生きてたわ、アイドル。
この自粛期間で見事に沼に入った正門良規というアイドル、生きてましたわ。汗かいてたもん。
公演時間2時間ぐらいだったんですけど、体感2秒やった。相対性理論。
濃密な2時間だった。なんやろう、やっぱり現場ってすごい。この一言に全部括られてしまって自分の語彙力の無さに絶望してしまうんですが、やっぱり現場しかないパワーって確実にありますね。
もちろん配信も好きです。とんでもないパワーを、元気を、画面越しでもたくさんもらえるんですけどね。こないだのCreepyNutsの武道館ライブの配信でそれは実感しました。とんでもなく思いの強いライブは、画面越しでも痛いぐらいに伝わるんやなって、初めて画面越しに泣いてしまったから。
でもやっぱり現場の空気感って私はすごく好きだなぁと思いました。
ステージって、その人の今までの時間の集大成が観れる訳じゃないですか。
このために何日も何週間も何ヶ月もかけて練習して、少しずつクオリティをあげて、こうした方が良いかなとか、これはこういうのを伝えたいだとか、多分そういうのメンバーそれぞれ考えて悩んで試行錯誤して作り上げてきたものをぶつけるのが本番で。たとえそれが何公演のうちの1公演でも、その瞬間はその公演にしかなくて、本番を生で見るからこそ伝わる「気合い」がすごい。圧倒されてしまう。
「見逃すなよ」と言われてるかのように伝わってくる緊張感と自信と楽しさが、私に、ただ呆然と突っ立って対象を見つめるという行為しかさせてくれなくなる。ああ、この感覚が死ぬほど好きやった。
胃の奥底からじんわりと沸いてくるこの感覚が大好きで、どの界隈でもライブに行くのが大好きやったなぁ、と、思い出しました。現場に行かなくなって、すっかり忘れてました。
いや、忘れてたというより考えないようにしてたんかもしれない。「現場に行きたい」と素直に言えない雰囲気を、自分で勝手に作り上げてただけかもしれない。
私は地方民なので、少しずつ復活してきてる東京でやってるライブには、私の今の現状では行く選択肢はないんです。
でも別にそれで何とも思ってなかった。そりゃ寂しいけど、まぁ仕方ない事やし、あくまでも「行かない」選択肢を取ってるのは自分やし、一生行けないわけでもないし、泣き喚いたってどうにかなる状況でもないから受け入れるしかない。行けないのは私だけじゃない。辛い思いは私だけじゃない。それに、配信があるから全然いいやん。今までは配信なんてなかったから、見れなかった公演だって見れる。
もちろんこれは本音ですが、この状況を生き抜くために本能的に自分でこれが正しい思考やと半分言い聞かせてた部分もあったのかもしれないとちょっとだけ思います。
だって、現場というものは私にとっては娯楽の一つで、生きていくために必要不可欠な、衣食住のようなものではなくて、少しだけ人生を豊かにしてくれるものやから……そう思ってたんですけどねぇ。
最近の私といえば、まぁ〜〜〜ダメダメです。ほんとに何に対してもやる気がない。仕事も、他の趣味も、なにもかも。生きることすらめんどくさくて本気でこんな人生早く終わったほうが良いな〜なんて思う夜だってあります。何の為に生きてるんかなぁって。
自分の悪いところ、自分の環境に対しての不満、今までの人生の後悔、そんなことばっっっかり脳内駆け巡っちゃって、もうどうしようもない日が本当に最近は多かったです。
薄々気付いてはいたけど、これは完全に病名:現場不足でしたね。しかも深刻なやつ。
いや、もちろん今までも現場行って元気をもらってるって実感はあったし、その為に頑張ろうと思って頑張ってきてたから、分かってたんですよ、自分の人生にこういう彩りがないとダメだってことはね。
でも、正直感覚としては現場って私にとっては「現実逃避の道具」みたいなところがあって、その瞬間だけは人生の色んなものを忘れることができるから、だから必要としてるだけだとも思ってました。現場の数は、自分の弱さにも比例してると思ってたんです。(これは私の、私自身への個人的な感覚です。現場が多い人がそう言う人、ということではなく。)
でもね〜〜全く違うことは無いけど、この解釈はちょっとだけ違いましたね。
思い返せば、中学生でお笑いにのめり込んでから私の人生にはいつもどこかの「現場」がありました。それはもう人生の半分以上をどこかの沼のどこかの現場で生きてきたということです。それはもう衣食住と同じやん。衣食住現場やん。
ちゃんと私は現場を終えて「もう少し頑張ってみよう」と思えてる。自分の人生もうちょっと頑張って生きよう、辛いことばっかりやけど楽しいこともあるから、ちょっとだけ頑張ろう、そう思ってる。これってつまりそう言うことでしょ?
あ〜〜人生に現場があってよかった〜!!!!!(大声)
なかったら、と思うとゾッとします。ここ最近の自分の精神を思うと、本当にゾッとする。
初めの方に書いたように、もちろん配信とか映像でのお届けパターンも大好きです。
この二つにどっちが上とかはなく、使い分けなんだろうなと思いました。どっちが自分にとって必要なものか。今の私にとっては現場が必要みたいです。
あとね、安心したことがひとつだけあります。
終わった後に「ああ、正門良規というアイドルは最高だった、Aぇ!groupがこれからどんどん大きくなる過程を応援できたらいいなぁ、楽しみだなぁ、また見にきたいなぁ」という気持ちと同じくらい大きかったのが「緑と黄色の推しに会いたい、あの2人のステージの姿を早く見たい」と言う気持ちだったんですよね。びっくり。と、同時になんか安心しました。
ちゃんと好きなままで居られてる、良かった。
電話もビデオチャットも苦手やったこともあって、ほとんど申し込みもしてなかったから話す機会もなくて……黄色の推しは少し話したりもしたんですけど。
定期的な生放送とか、配信ライブとか、見たい気持ちもあったけどなんとなく見たくない気持ちもあって、これは所謂「モチベの低下」なんやろなぁと思ったりして。
どんどん「やっぱり好きだなぁ」と再確認する場所が無くなってました。
とよすぴっと? へー、みんな行けるといいね。新曲? へー、そういえば出すって言ってたね。クリスマスイベント? へー、そういや去年クリスマスプレゼント渡したなぁ。カウントダウン? へー、今年は合同なんだね。
全部他人事でしかなくて、熱を持って応援してるなんて到底言えないような情報の追いかけ方です。
そんな自分が後ろめたくて、余計に特典会には応募しなくなるし、皆んなとこの話をするのも怖くなってました。同じ熱量で話せる自信なんてないからです。
今までそんな程度の気持ちで応援してたのか、って思うと悲しかったし寂しかった。
熱しやすく冷めやすいから、もう冷めてしまったんかな〜とか考えたり。
それこそ趣味なんだから、別に自分の好きなものを好きなように応援したら良いんだけど、皆んなと出会ったこの場に私はもう足を運ばなくなってしまうのかなぁと考えたらやっぱり寂しくなってたんですよね。
でもね、まさか本人が全く居ないところで会いたい、なんて思うとは……びっくり。
正直、今日の現場で完全に「Aぇ!groupを1番に追いかけます!」みないな気持ちになったりするんかな〜とか思ってたんですよ。
私の1番のアイドルは正門くんです!!!みたいな。
いや、もちろん正門くんは最高にかっこよくて大好きだな〜って思ったし、この人最高のアイドルだ!って実感したんですけど、そこに別に優劣なんてなかったです。みんな1番好き。私はアイドルが好き。それだけでした。大団円。平和な世界。ありがとうアイドル。
約8ヶ月ぶりの現場は楽しくて楽しくて、生きてる実感をくれました。
また少しだけ人生頑張ろうと思えました。
アイドルが好きだなって思ったし、正門くんは最高だなと思ったし、緑と黄色の推しに早く会ってアイドルしてくれてありがとうって言いたい。
ああ、早く現場に行きたい。
真夏の夜の?
9月です。毎年9月になると某バンドの曲がトレンド入りしてますが、個人的にaikoのSeptemberの方を思い出します。
根っこがメンヘラやから、辛い曲がいつまでも好きなんですよね〜。大好きな曲です。辛いけど。(2回目)
そんな9月。9月って、エモいな。
なんとなくそう感じてきたこれまでの人生だったけど、ちゃんと理由があったんだなあと変に納得した2020年の夏の終わりです。
去年自分が書いたブログを読んで少し恥ずかしい気持ちになったのと同時に、その当時の気持ちってやっぱりその当時の自分しか知らないから、読み返して思い出す光景もたくさんあって、書いていてよかったなと思う気持ちが少しだけあったのも事実です。
なので、今年の夏のことを残すのも悪くないのかもしれないと思って久しぶりにこのブログを書いています。
去年の自分よ。
なんかいろいろと悩んでるけど、とりあえず推しとオタクに自由に会える「夏」を楽しんでいるのが相当羨ましいよ。
夏よ。
いつの間に来ていつの間にいなくなったんや。今年はまだあんたの片鱗に触れてすらないよ。
なんとか夏の面影を思い出そうとしてカメラロールを遡って振り返ると、特に去年と一昨年はオタクにまみれた夏がありました。
6日間毎日現場で最終日は華麗に体調を崩したり、東京←→関西間を1か月で4往復したり(これはシンプルにただのバカ)限界のギリギリまで体力とお金を削って楽しいことに全力で向かってたな〜懐かしい!
思い出せば、今も仲良くしてくれているオタクと一番出会えたのも一昨年の夏だったように思います。ありがたい。
もう二年ですってよ、奥さん。はやいもんですよ。
二年って、その年に生まれた子がそろそろトイレトレーニング始める頃よ。
もうそうなると赤ちゃんじゃないやん。幼児やん。幼児育っちゃってるやん。子供の成長ってあっという間ね……
話ズレてる。
さて、一方で今年の夏は例年の様にはいかず、あまり外出もせず、部屋に引きこもってひたすら配信を見る夏でした。なんかもうcreamの購入履歴がえらいことになってるわ。
「日常が戻るように」という言葉の代わりに「新しい日常」とか「新生活様式」みたいな言葉が使われ始めて、どれくらいが経ったんやろ。
なんか「もうあの頃には戻れないよ」と言われているみたいで少し寂しい気持ちになるのが本音。仕方ないけど。
でも、私自身もこの日常に慣れて、パッションピンクなお兄さんがブログで書いてたように「もう慣れた」という言葉すらもう言い慣れて、聞き飽きたような気もします。慣れって怖いね〜。
緑色がよく似合う推しには、もう今年に入ってから一度も会っていません。なんなら、顔を見て話をしていません。
けどもうそれにも慣れてしまった。
話ができない状況も、いろんなことに制約が加わる現実も、全てに慣れてしまった。
慣れと同時にやって来るのは「当たり前という認識」で、それはつまり無感情です。気持ちが動かない。マイナスにもプラスにも。
冒頭に話を戻します。
「9月ってエモい」そう思っていました。
夏って暑いよな、と思うのと同じように、当たり前の事実として。
多分、それは毎年夏が特別だったからですね。今年の夏を超えてよく分かりました。誰かと過ごす、出会う、楽しい夏が、特別で当たり前でした。
だからお祭り騒ぎの8月の後の9月はいつも寂しい気持ちになってしまう。少し下がる気温も相まって何だかエモい感情に浸ってしまう。
さて、今年の夏は?
でもね、こんなことを書いてきましたけど、やっぱり今年もいい夏でした。
強がってないよ。いい夏だった。
「会いたいね」「いつ会えるかな」という言葉をどれだけ使ったかわかりません。
そのたびに相手の顔を思い浮かべて、楽しかった思い出を振り返って……
「いつか」を思い描いて、少しだけ期待して、いつもよりたくさん夢をみました。やりたいことが増えました。見たいものが増えました。好きなものも増えました。
今の自分の感情を大きく動かさない代わりに、過去の私の感情を思い出しました。
良くも悪くも、未来の私に感情を託しました。
私は推しの誕生日に「こんな年もあるよね」みたいなリプを送りました。
それは別に強がって言ったわけでも、推しに気を使ったわけでもなくて、ただの私の本音です。深い意味はないので、この表現にもし気分を害された方がいたらすみません。
私たちの長い人生、推しの長いアイドル人生。
こんな年もあったねって、大好きなオタクたちと、同じお店で、ひとつの大きなホールケーキを一緒に食べながら(できれば2段で)、みんなで笑える夏が来ますように!
変わるものと変わらないもの、このご時世ですのでいろいろありますが、自分の気持ちが動くものって多分そうそう変わらないと思ってます。
だから今は感情が動かないことをマイナスに思わず、惑わされず、客観的に、冷静に過ごせたらそれでいいかなと思ってます。うーん。これは自分に対しての言い訳なのかな〜
でも、推しは今日も元気に過ごしてるから、もうそれが全てです。
エモい9月が迎えられなかったのは残念ですが!まあ、こんな9月もあっていいよね。
「まだ好きで、どうしよう」(September/aiko)
2020年 9月
2019年終了のお知らせ
どうもどうも、思い付きで久しぶりにこのブログを動かしています。
2019年も終わりらしいということで。そんな実感1ミリもないんですけどね。どうやらそうらしいです。ということで、今年も沢山お世話になりました!
アイドルのオタクをするようになって、三度目の年越しを迎えますが、ほんとに一番年末感の無い年末を迎えています。なんでや。年取ったからか。やかましいわ。
しっかりと一年振り返ってみようかなとも思いましたが、全部「美味しかった、楽しかった⭐︎」しか感想が生まれない気がしたので却下しました。そんな野暮なことはやめましょう。
さて、それでもぼんやりと2019年を思い返せば、感情の浮き沈みがいつもよりも大きな年でした。
去年は環境の変化が大きくて、それについていくのに必死やったけど、今年は環境というよりは心情の変化が多かったような気がします。
ところで、私は今年の1月にいくつか目標を立てました。
その中で、オタクに関する目標は
『行けなかったライブを悔いるのではなく、行けたライブに感謝する』でした。
我ながら、なかなか2019年の核心をついた目標を立てたなと思います。
今年は何度もこの自分が立てた目標が染みました。首を締めました。助けられました。
目標が達成できたかどうかは正直半分半分というところですが、去年よりは前向きにオタクできてます。そんな気がする。
人生楽しむためにオタクしてるんよなって改めて思った2019。
そう思えたのも私の周りの個性豊かなオタク達のおかげですありがとうございます!!!(地面にめり込む)
なんかほんともう今年はオタクへの感謝に溢れている。あなたたちが居なければ私は今オタクしてません。たぶん夏でオタク辞めてたと思う。少なくともMeseMoa.の現場からは遠ざかってしまっていたはず。
ありがたい話でね。ほんとに。私やったらこんな浮き沈み激しい豆腐メンタル野郎めんどくさくてよー友達せんわ。みんなすごいな。感謝しかないですありがとうございますほんと…
なんかね、全然理解してもらえないかもしれないけどね、今年のM-1見ながらすごい未来のこと考えてしまって……
私、昔芸人のオタクしてたんですよ。今年M-1優勝したコンビいるじゃないですか。あの人達が出てたライブ通ってて、一緒に通ってた仲良しのオタクが何人かいて。
芸人のオタク辞めた今もその子達とは仲良くしてもらっててたまに会うんですけど、決勝進出決まった時からみんなですごいね〜って話してて、ザワザワして、当日M-1見ながら売れたんだね、よかったねってLINEして。久しぶりに、あの時の自分たちの推しは今何してるかなって話なんかしちゃったりして……ま、ほぼ芸人辞めてる人達ばっかりなんですけど⭐︎(笑えない)
劇場へ足繁く通ってた時期は、間違いなく私の青春やったんですよね。
私の人生の中でもう絶対切り離せないし、オタクの要素を作った核の部分というか、それくらいオタクしてた期間も気持ちも全部全部深くて大切な思い出で。
同じようにきっとMeseMoa.もなるんやろうな〜ってテレビ見ながら思いました。
青春アゲイン。
もしかしたらの未来やけど(どっかで聞いたなこのワード)
もしも、私がオタクを辞めても、きっと友達続けてくれるやろうなって人がありがたい事に今周りに沢山いて。
例えば、何年後かにMeseMoa.がもっと人気になって、メジャーになって、年末の特番とか、ひょっとして紅白とか出場決定しちゃったりして?!
その時に仮に私はオタクしてなくても、きっと久しぶりにオタクしてたときのことを思い出して、すぐにみんなに連絡して、あぁ、あの時楽しかったよね〜って思い出すだろうな、と。ツーショ見返しちゃったりするのかな、と。久しぶりにTwitterを開いて、何年か振りにリプ送っちゃったりして?
そんな未来をM-1を見ながら妄想してしまった。ぜんぶぜんぶ、例えばの話なんですけどね。あ、オタク辞めるとかそういうことではないよ?!例えばね?
何が言いたいかって、今私はみんなのおかげでとても楽しくて幸せです。
好きなものを好きな人達を見れたり応援できたりするのは本当に楽しい。ご飯もお酒もおいしい。くだらないLINEする時間が愛しい。一週間を乗り越えるパワーが湧くほど、週末が楽しみになる。
推しにも感謝やけど、周りのオタクにも感謝してるんです、いつもありがとうございます。
今年は推しも増えて幸せ2倍!
楽しさ2倍!支出も2倍!(わろとけわろとけ)
2020年も、自分なりに楽しくオタクしようと思いますのでどうか仲良くしてもらえると嬉しいです。こんな私ですが、よろしくお願いします。
自分語り、長々と失礼しました!
ここまで読んでくれた人は、次に私に会った時に合言葉「そらくんかわいい」を言うと素敵なプレゼントが?!(ありません)
それではみなさん!良いお年を!
2019年12月 吉日