真夏の夜の?
9月です。毎年9月になると某バンドの曲がトレンド入りしてますが、個人的にaikoのSeptemberの方を思い出します。
根っこがメンヘラやから、辛い曲がいつまでも好きなんですよね〜。大好きな曲です。辛いけど。(2回目)
そんな9月。9月って、エモいな。
なんとなくそう感じてきたこれまでの人生だったけど、ちゃんと理由があったんだなあと変に納得した2020年の夏の終わりです。
去年自分が書いたブログを読んで少し恥ずかしい気持ちになったのと同時に、その当時の気持ちってやっぱりその当時の自分しか知らないから、読み返して思い出す光景もたくさんあって、書いていてよかったなと思う気持ちが少しだけあったのも事実です。
なので、今年の夏のことを残すのも悪くないのかもしれないと思って久しぶりにこのブログを書いています。
去年の自分よ。
なんかいろいろと悩んでるけど、とりあえず推しとオタクに自由に会える「夏」を楽しんでいるのが相当羨ましいよ。
夏よ。
いつの間に来ていつの間にいなくなったんや。今年はまだあんたの片鱗に触れてすらないよ。
なんとか夏の面影を思い出そうとしてカメラロールを遡って振り返ると、特に去年と一昨年はオタクにまみれた夏がありました。
6日間毎日現場で最終日は華麗に体調を崩したり、東京←→関西間を1か月で4往復したり(これはシンプルにただのバカ)限界のギリギリまで体力とお金を削って楽しいことに全力で向かってたな〜懐かしい!
思い出せば、今も仲良くしてくれているオタクと一番出会えたのも一昨年の夏だったように思います。ありがたい。
もう二年ですってよ、奥さん。はやいもんですよ。
二年って、その年に生まれた子がそろそろトイレトレーニング始める頃よ。
もうそうなると赤ちゃんじゃないやん。幼児やん。幼児育っちゃってるやん。子供の成長ってあっという間ね……
話ズレてる。
さて、一方で今年の夏は例年の様にはいかず、あまり外出もせず、部屋に引きこもってひたすら配信を見る夏でした。なんかもうcreamの購入履歴がえらいことになってるわ。
「日常が戻るように」という言葉の代わりに「新しい日常」とか「新生活様式」みたいな言葉が使われ始めて、どれくらいが経ったんやろ。
なんか「もうあの頃には戻れないよ」と言われているみたいで少し寂しい気持ちになるのが本音。仕方ないけど。
でも、私自身もこの日常に慣れて、パッションピンクなお兄さんがブログで書いてたように「もう慣れた」という言葉すらもう言い慣れて、聞き飽きたような気もします。慣れって怖いね〜。
緑色がよく似合う推しには、もう今年に入ってから一度も会っていません。なんなら、顔を見て話をしていません。
けどもうそれにも慣れてしまった。
話ができない状況も、いろんなことに制約が加わる現実も、全てに慣れてしまった。
慣れと同時にやって来るのは「当たり前という認識」で、それはつまり無感情です。気持ちが動かない。マイナスにもプラスにも。
冒頭に話を戻します。
「9月ってエモい」そう思っていました。
夏って暑いよな、と思うのと同じように、当たり前の事実として。
多分、それは毎年夏が特別だったからですね。今年の夏を超えてよく分かりました。誰かと過ごす、出会う、楽しい夏が、特別で当たり前でした。
だからお祭り騒ぎの8月の後の9月はいつも寂しい気持ちになってしまう。少し下がる気温も相まって何だかエモい感情に浸ってしまう。
さて、今年の夏は?
でもね、こんなことを書いてきましたけど、やっぱり今年もいい夏でした。
強がってないよ。いい夏だった。
「会いたいね」「いつ会えるかな」という言葉をどれだけ使ったかわかりません。
そのたびに相手の顔を思い浮かべて、楽しかった思い出を振り返って……
「いつか」を思い描いて、少しだけ期待して、いつもよりたくさん夢をみました。やりたいことが増えました。見たいものが増えました。好きなものも増えました。
今の自分の感情を大きく動かさない代わりに、過去の私の感情を思い出しました。
良くも悪くも、未来の私に感情を託しました。
私は推しの誕生日に「こんな年もあるよね」みたいなリプを送りました。
それは別に強がって言ったわけでも、推しに気を使ったわけでもなくて、ただの私の本音です。深い意味はないので、この表現にもし気分を害された方がいたらすみません。
私たちの長い人生、推しの長いアイドル人生。
こんな年もあったねって、大好きなオタクたちと、同じお店で、ひとつの大きなホールケーキを一緒に食べながら(できれば2段で)、みんなで笑える夏が来ますように!
変わるものと変わらないもの、このご時世ですのでいろいろありますが、自分の気持ちが動くものって多分そうそう変わらないと思ってます。
だから今は感情が動かないことをマイナスに思わず、惑わされず、客観的に、冷静に過ごせたらそれでいいかなと思ってます。うーん。これは自分に対しての言い訳なのかな〜
でも、推しは今日も元気に過ごしてるから、もうそれが全てです。
エモい9月が迎えられなかったのは残念ですが!まあ、こんな9月もあっていいよね。
「まだ好きで、どうしよう」(September/aiko)
2020年 9月