ピザ屋の彼女になりたい

壁に向かって大声で

久しぶりの現場を終えて思うこと

約8ヶ月ぶりに「現場」というものに足を運んで、なんか色々込み上げてきちゃってまっすぐ家に帰れないので、地元のスタバでコーヒー飲みながらブログ書いてます。

全然まとまらなくてもう2時間ぐらい書き続けてるんやけどこれ終わる??

書き上げて消化しないと家に帰れないので、スタバが閉店時間を迎えるまでには書き上げる、タイムレースです。

 

 

さて、ジャニーズ様のライブに初めて行かせていただきました。関西ジャニーズJr.(私の目当てはAぇ!group)のライブだったんですが、まぁ今年の運ここに貯めてたんかな?ってぐらいのいい席で見させてもらって、「あぁ現場とは素晴らしい」って、なんかもう人間って素晴らしい……みたいなテンションで悟り開いちゃいました。

 

どこの席かなってワクワクするのも、開演をドキドキしながら待つのも久しぶりでした。久しぶり過ぎて、現実味が全くなかった。

 

現実味がなさすぎて、本人達出てきて「生きてるわ〜!本物やがな〜!」って思うまではあんまり信じてなかった。いや信じないも何も、彼らは生きててライブを行ってるし私はそれを見に行ったんですけど。

生きてたわ、アイドル。

この自粛期間で見事に沼に入った正門良規というアイドル、生きてましたわ。汗かいてたもん。

 

公演時間2時間ぐらいだったんですけど、体感2秒やった。相対性理論

濃密な2時間だった。なんやろう、やっぱり現場ってすごい。この一言に全部括られてしまって自分の語彙力の無さに絶望してしまうんですが、やっぱり現場しかないパワーって確実にありますね。

 

もちろん配信も好きです。とんでもないパワーを、元気を、画面越しでもたくさんもらえるんですけどね。こないだのCreepyNutsの武道館ライブの配信でそれは実感しました。とんでもなく思いの強いライブは、画面越しでも痛いぐらいに伝わるんやなって、初めて画面越しに泣いてしまったから。

でもやっぱり現場の空気感って私はすごく好きだなぁと思いました。

 

ステージって、その人の今までの時間の集大成が観れる訳じゃないですか。

このために何日も何週間も何ヶ月もかけて練習して、少しずつクオリティをあげて、こうした方が良いかなとか、これはこういうのを伝えたいだとか、多分そういうのメンバーそれぞれ考えて悩んで試行錯誤して作り上げてきたものをぶつけるのが本番で。たとえそれが何公演のうちの1公演でも、その瞬間はその公演にしかなくて、本番を生で見るからこそ伝わる「気合い」がすごい。圧倒されてしまう。

「見逃すなよ」と言われてるかのように伝わってくる緊張感と自信と楽しさが、私に、ただ呆然と突っ立って対象を見つめるという行為しかさせてくれなくなる。ああ、この感覚が死ぬほど好きやった。

 

胃の奥底からじんわりと沸いてくるこの感覚が大好きで、どの界隈でもライブに行くのが大好きやったなぁ、と、思い出しました。現場に行かなくなって、すっかり忘れてました。

 

いや、忘れてたというより考えないようにしてたんかもしれない。「現場に行きたい」と素直に言えない雰囲気を、自分で勝手に作り上げてただけかもしれない。

私は地方民なので、少しずつ復活してきてる東京でやってるライブには、私の今の現状では行く選択肢はないんです。

でも別にそれで何とも思ってなかった。そりゃ寂しいけど、まぁ仕方ない事やし、あくまでも「行かない」選択肢を取ってるのは自分やし、一生行けないわけでもないし、泣き喚いたってどうにかなる状況でもないから受け入れるしかない。行けないのは私だけじゃない。辛い思いは私だけじゃない。それに、配信があるから全然いいやん。今までは配信なんてなかったから、見れなかった公演だって見れる。

 

もちろんこれは本音ですが、この状況を生き抜くために本能的に自分でこれが正しい思考やと半分言い聞かせてた部分もあったのかもしれないとちょっとだけ思います。

 

だって、現場というものは私にとっては娯楽の一つで、生きていくために必要不可欠な、衣食住のようなものではなくて、少しだけ人生を豊かにしてくれるものやから……そう思ってたんですけどねぇ。

 

最近の私といえば、まぁ〜〜〜ダメダメです。ほんとに何に対してもやる気がない。仕事も、他の趣味も、なにもかも。生きることすらめんどくさくて本気でこんな人生早く終わったほうが良いな〜なんて思う夜だってあります。何の為に生きてるんかなぁって。

自分の悪いところ、自分の環境に対しての不満、今までの人生の後悔、そんなことばっっっかり脳内駆け巡っちゃって、もうどうしようもない日が本当に最近は多かったです。

 

薄々気付いてはいたけど、これは完全に病名:現場不足でしたね。しかも深刻なやつ。

 

いや、もちろん今までも現場行って元気をもらってるって実感はあったし、その為に頑張ろうと思って頑張ってきてたから、分かってたんですよ、自分の人生にこういう彩りがないとダメだってことはね。

 

でも、正直感覚としては現場って私にとっては「現実逃避の道具」みたいなところがあって、その瞬間だけは人生の色んなものを忘れることができるから、だから必要としてるだけだとも思ってました。現場の数は、自分の弱さにも比例してると思ってたんです。(これは私の、私自身への個人的な感覚です。現場が多い人がそう言う人、ということではなく。)

 

でもね〜〜全く違うことは無いけど、この解釈はちょっとだけ違いましたね。

思い返せば、中学生でお笑いにのめり込んでから私の人生にはいつもどこかの「現場」がありました。それはもう人生の半分以上をどこかの沼のどこかの現場で生きてきたということです。それはもう衣食住と同じやん。衣食住現場やん。

 

ちゃんと私は現場を終えて「もう少し頑張ってみよう」と思えてる。自分の人生もうちょっと頑張って生きよう、辛いことばっかりやけど楽しいこともあるから、ちょっとだけ頑張ろう、そう思ってる。これってつまりそう言うことでしょ?

あ〜〜人生に現場があってよかった〜!!!!!(大声)

なかったら、と思うとゾッとします。ここ最近の自分の精神を思うと、本当にゾッとする。

 

初めの方に書いたように、もちろん配信とか映像でのお届けパターンも大好きです。

この二つにどっちが上とかはなく、使い分けなんだろうなと思いました。どっちが自分にとって必要なものか。今の私にとっては現場が必要みたいです。

 

あとね、安心したことがひとつだけあります。

 

終わった後に「ああ、正門良規というアイドルは最高だった、Aぇ!groupがこれからどんどん大きくなる過程を応援できたらいいなぁ、楽しみだなぁ、また見にきたいなぁ」という気持ちと同じくらい大きかったのが「緑と黄色の推しに会いたい、あの2人のステージの姿を早く見たい」と言う気持ちだったんですよね。びっくり。と、同時になんか安心しました。

ちゃんと好きなままで居られてる、良かった。

 

電話もビデオチャットも苦手やったこともあって、ほとんど申し込みもしてなかったから話す機会もなくて……黄色の推しは少し話したりもしたんですけど。

定期的な生放送とか、配信ライブとか、見たい気持ちもあったけどなんとなく見たくない気持ちもあって、これは所謂「モチベの低下」なんやろなぁと思ったりして。

どんどん「やっぱり好きだなぁ」と再確認する場所が無くなってました。

 

とよすぴっと? へー、みんな行けるといいね。新曲? へー、そういえば出すって言ってたね。クリスマスイベント? へー、そういや去年クリスマスプレゼント渡したなぁ。カウントダウン? へー、今年は合同なんだね。

 

全部他人事でしかなくて、熱を持って応援してるなんて到底言えないような情報の追いかけ方です。

そんな自分が後ろめたくて、余計に特典会には応募しなくなるし、皆んなとこの話をするのも怖くなってました。同じ熱量で話せる自信なんてないからです。

今までそんな程度の気持ちで応援してたのか、って思うと悲しかったし寂しかった。

熱しやすく冷めやすいから、もう冷めてしまったんかな〜とか考えたり。

それこそ趣味なんだから、別に自分の好きなものを好きなように応援したら良いんだけど、皆んなと出会ったこの場に私はもう足を運ばなくなってしまうのかなぁと考えたらやっぱり寂しくなってたんですよね。

 

でもね、まさか本人が全く居ないところで会いたい、なんて思うとは……びっくり。

正直、今日の現場で完全に「Aぇ!groupを1番に追いかけます!」みないな気持ちになったりするんかな〜とか思ってたんですよ。

私の1番のアイドルは正門くんです!!!みたいな。

いや、もちろん正門くんは最高にかっこよくて大好きだな〜って思ったし、この人最高のアイドルだ!って実感したんですけど、そこに別に優劣なんてなかったです。みんな1番好き。私はアイドルが好き。それだけでした。大団円。平和な世界。ありがとうアイドル。

 

約8ヶ月ぶりの現場は楽しくて楽しくて、生きてる実感をくれました。

また少しだけ人生頑張ろうと思えました。

アイドルが好きだなって思ったし、正門くんは最高だなと思ったし、緑と黄色の推しに早く会ってアイドルしてくれてありがとうって言いたい。

 

ああ、早く現場に行きたい。